保険給付の種類(法7条、法12条の8、法21条)
労災保険法の保険給付には、次表のような種類がある。
傷病事故で、業務災害の場合は、療養補償給付・休業補償給付・傷病補償年金。通勤災害の場合は、療養給付・休業給付・傷病年金。
障害事故で、業務災害の場合は、障害補償給付。通勤災害の場合は、障害給付。
要介護状態事故で、労働災害の場合は、介護補償給付。通勤災害の場合は、介護給付。
死亡事故で、労働災害の場合は、遺族補償給付・葬祭料。通勤災害の場合は、遺族給付・葬祭給付。
脳血管・心臓疾患の発生の恐れがある事故で、業務災害・通勤災害の場合は、二次健康診断など給付がある。
注)傷病(補償)年金、介護(補償)給付及び二次健康診断など給付は、労働基準法の災害補償制度には設けられていない、労災保険法独自の保険給付である。